自分ほめを始めてからだいたい四年くらいですね。
自分ほめは、自分が嫌い憎んでいた自分をあえてほめようとする試みです。
最初はほんとうに苦痛でした。
自分をほめたくはありませんでした。
むしろ罵って否定するほうが楽ですし安心します。実際に幼いころからずっとそうしていました。
自分をほめようとすることは、冷や汗が出るような不快な感覚でした。
最近では、そんなに意識しなくても「わたしえらいから」と言うようになりました。そうすると、自分にも認めるべきところがあるな、と自然に思えるようになりました。
幼い子どものようですが、たったこれだけのことがほんとうにむずかしくて、何年も練習する必要がありました。
生命維持に必要な最低限のお金のほかに、自分の楽しみのためにお金をつかうことに罪悪感を抱かなくてもよいのではないかと思うようになりました。
誰かがほめてくれたとき、疑心暗鬼になる必要はないのではないかという考えが生まれてきました。
わたしはわたしをいじめることを熱心に続けるよりも、わたしを居心地よくしわたしのための楽しみを見つけ、大切なものを大切にすることをできるようになりたいです。
これを言うのは、ほんとうに大変です。今でも。
でも、言います。
それも試みの一環だからです。