突然気づいてしまった。
私は今の仕事が心底嫌だということに。
職場の人間関係は関係ない。
ただ労働形態によって壊れていく自律神経と、職場の構造的な問題に目をつぶり続け日ごと心が腐っていくのを見てみぬふりをして働くのがとても嫌なのだ。
前から知ってた。就職して三日目くらいにはもうわかってた。でも、生活の不安で頭をいっぱいにして忘れていた。
ニュースを見る。本を読む。そこには間接的に直接的に今の職場への批判が書いてある。
そうだね。全くその通り。ほんとにそう思うよ。
なぜ私の職場は問題だらけなのか。法人が悪徳だからだろうか。いいや、決してそうではない。社会の無関心と効率化、生産性至上主義によってネグレクトされ続け、結果その歪みが淀んでいるのだ。外圧によってひしゃげた箱に大勢の人間が閉じ込められている。そこにいる人間だけの問題ではない。内側から変えられるものではないのだ。
今夜わたしは正気にかえった。
明日働くときわたしはまた正気を忘れて勤務するだろう。
早くやめなければならない。