ずっと自己紹介が苦手でした。
自分がなにものかわからず、どのコミュニティに行っても確信が持てず「これっぽいかも?」と思われるアイデンティティを無理やり絞り出して、自己紹介に代えてきました。
しかし自信はないままで、そこにいてもいいのかわからないままでした。
けれど今、インターネットはひどいありさまです。
ひどいのはインターネットの外もそう。
つらすぎて直視はできませんが信じられないくらいのバッシングとデマが、性的マイノリティ(なかでもトランスジェンダー)を襲っています。
ほとんどの人は主にインターネットでピア(仲間)を探すのに、そのインターネットがあまりに攻撃的な場所だったらどうしたらいい?
少なくてもわたしはSNSのコミュニティのない生活は想像できません。
一番身近だったTwitterから色んな人が分散して逃げていきます。
結果、残るのはヘイターとヘイトを避けるため自分の属性を隠した人だけです。
ピアは、見つかりにくくなっています。
だから、わたしは自称をします。
いることを示すために。
わたしは、性別を男とも女とも自認していません。以前は自分を同性愛者とアイデンティファイしていました。
医療にアクセスできていないので、生まれたときに割り当てられた性別で生活しています。ですから、(まだ)シス特権を有していると言えるでしょう。
幸運なことに職があります。けれど、トランス医療にアクセスしたら職を失うかもしれません。
また事情があり、トランス医療にアクセスしたら即座に職場にバレてしまうかもしれないと考えています。でも、時期を見計らってトランス医療にアクセスしたいと考えています。
職場ではよくホモネタがあり、一番えらい上司がトランスジェンダーパーソンのことをよくないやり方で冗談のネタにしていました。
恋愛感情はまれに抱きますが、誰かとセックスしたいとは考えておらず、恋人も募集していません。
気分障害があり十年以上メンタルクリニックに通っています。気分の落ち込みがよくありいつ限界が来て働けなくなるかわかりませんが、今のところ働けています。
発達障害疑いでもあります。
限られた友人にはカミングアウトしていますが他にはどこにもカミングアウトしていません。
できうる限りマスキュリンなファッションをしています。服装に関してジェンダー表現が揺れることはありません。苦痛でない服を探すだけでせいいっぱいで、おしゃれではないです。
植物の多い場所とかわいいものとアニメが好きです。
そんな感じです。
わたしはここにいます。
よろしくお願いします。